名刺版写真 池上四郎 下岡蓮杖撮
薩摩藩武士池上四郎の人物名刺版写真。兜の上に特徴的な熊毛頭をかぶっています。戊辰戦争の際、北日本で将軍の支持者と戦う途中、横浜を通過する武士たちは下岡蓮杖のスタジオで写真を撮ってもらった。興味深いことに、1877年の西南戦争中に出版された月岡芳年の木版双六には、写真とほぼ同じ服装でほぼ同じポーズの侍が描かれており、その人物は薩摩軍の指揮官の一人、池上四郎(1842-1877)であると書いてある。医者の息子でしたが、医学の勉強が好きではなかったため家業を継がなかった。西郷隆盛に師事し、西南戦争に参加し、1877年の鹿児島攻めの際に西郷や他の薩摩藩士とともに切腹しました。
[横浜]。下岡蓮杖。明治元年頃。
9.1 x 5.6cm.
並。少し褪せている。シミもあり。
p37011783