松本版画店の木版広告 木版画付き
名古屋にあった松本印刷工場を宣伝する和紙の折り込みチラシ。チラシによると、創業者の松本宗吾(1877-1945)は1900年に開催されたパリ万国博覧会に参加するためにパリを訪れ、有名な米国人画家ジェームズ・マクニール・ホイッスラーと出会い、日本の伝統芸術を尊重するよう勧められた。帰国後、石版画のせいで日本の木版画家が廃業していることに失望した松本氏は、名古屋で木版画の出版と販売を行う、松本印刷工場を設立した。1901年にイェール大学で文学修士号を取得し、1906年にはニューヨークに住んでいた。しかし、1923年の関東大震災により、木版画事業は終焉を迎えたようだ。米国に行く前同志社と慶応大学で学びました。三重県で実業家、後に政治家としても活躍した。
一枚。20.5 x 16.5僊(折りたたんだとき)。
良好。経年の傷みシミ少々あり。
e36051696