初期の移住 北太平洋で漂流し座礁した日本の難破船 チャールズ・ウォルコット・ブルックス著
「民族学的に考察すると、北西インディアンの海岸部族に日本人の血が絶えず流れ込んでいた証拠となる。」
1613年から1876年にかけて世界中で漂流または難破した日本船の既知のすべての事例を列挙した興味深い本。乗組員が救助されたケース(時には乗組員が死亡しているのが発見されたケースも)も含まれています。1860年代以前は、日本人が乗っていた帆船が台風や強風に巻き込まれ、数百マイルも航路を外れたとしても、「鎖国」政策により日本人は日本への帰国を禁じられていました。これらの記録は非常に重要で、読むのも興味深いものです。救助された日本人船員が北米インディアンと混血したというウォルコットの理論も興味深いものです。1964年に再版が出版されましたが、こちらは1876年刊の初版です。
サンフランシスコ、カリフォルニア州。カリフォルニア科学アカデミー紀要より転載。1876年刊。
pp. 23[1] + 折りたたみ地図1枚。22.7 x 14.3糎。
良好。表紙と裏表紙にシミ少々あり。2ヶ所に「Bancroft Library, University of California Withdrawn(除籍)」印あり。b36051605