日本の花々 37枚のクロモコロタイプ写真の特別版
1880年代初頭に米国に留学した日本のコロタイプ写真の先駆者、小川一真 (1860-1929) による驚くべき豪華な出版物。多色コロタイプ写真は当時としては先進的であり、製作費が非常に高価でした。 小川氏は安価で写真が8~10枚しかない本を作りましたが、この本のような豪華版は非常に希少で、元帙が付いているものはさらに希少です。 ゲッティ美術館にも同様の本があります。この本は1897年に小川氏がウッド教授に宛てて刻んだもので、赤外線および紫外線写真の先駆者であるロバート・ウィリアム・ウッド教授(1868~1955年)であると考えられます。ユリ、アヤメ、菊、バラ、牡丹などが印象的な写真です。
東京。小川一真。1897年。販売はケリー・アンド・ウオルシュ社。
pp[2], 写真37丁。38.8 x 29糎。
極美。裏表紙の真ん中の下に小さな凹みあり。帙はテープで補強してある。帙の留め具は一つ欠。
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