大形古写真 ハインリッヒ・アーレンスと家族 神戸 四宮神社
神戸の四宮神社の外にあるハインリヒ・アーレンス氏(1842-1886)と家族、親戚、同僚、そして日本人の乳母や使用人を写した印象的な非常に大きな写真。台紙に「Sho-no-miya Kobe in Mai 1881」が聞いてあるけどSho-no-miyaは四宮であろう。1905年四宮神社は火災で焼失し再建された。アーレンス氏は左側に立っていて、妻のヘルミナは近くに座っており、その隣にはおそらく息子であるヨハン(1879-1953)と思われる幼児がおり、アーレンスのすぐ隣には赤ちゃん(おそらく中国人)の乳母の膝に座っている。生後4か月の娘クリスティーナ(1881-1974)だと思います。アーレンス氏は1867年に来日し、横浜のグッショウ商会で働き、その後1869年に横浜で自身の輸出入会社を設立しました。1876年に神戸に支店を開設しました。ヤコブ・ウィンクラー氏は自分の会社を設立する前にアーレンスで働いていました。アーレンス氏は1886年に横浜でコレラで亡くなり、横浜墓地に埋葬されています。
撮影者不明。1881年5月。28.7 x 23.6糎。
良好。台紙に貼っている。経年の傷み、しわ少々あり。裏にシミ少々あり。
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