京都名所案内 日本で最初に出版された英語の案内書 山本覚馬
京都博覧会のため出版された本。地図に鉄道が書いてあるから明治10年頃の第二版と思われます。丹羽圭介は後年「京都名所案内」について「当時第一の新智識であった山本覚馬氏の指導により私が主となって拵へたものであるがもちろん京都最初の欧文活版印刷であった「京博史」1937」と述べている。使用した印刷機はドイツから輸入されたもので山本覚馬が素案を出し英文原稿は彼の娘婿の喜三郎と門弟であった丹羽圭介が担当し活字は丹羽の妹と八重山本覚馬の妹が組み京都の石田有年が挿絵を担当している。山本覚馬の妹八重は、京都同志社大学の創設者である新島襄と結婚した。
京都。丹羽圭介。明治6年が書いてあるけど明治10年頃。第二版。
(6)+両面地図+48pp. 本は18.3 x 16.7線. (地図約30.5 x 40.6糎)。
良好。経年の傷み、しわ少々あり。紐綴じ少し緩い。目次ページの上部に小さく欠けあり。
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